この記事は、個人的な意見や一般的なアドバイスであり、詳細な判断は専門家への相談が必要です。
はじめに
こんにちは、両耳補聴器ユーザーの「まなぽ」です。
この記事は、わたしが実際に「わたしの補聴器」を使った主観的な感想を書いています。
補聴器の購入を検討していた時に、実際に使っている人の実体験が知りたくて、ネットで調べてみましたが、補聴器メーカーや医師の話ばかり。(検索のアルゴリズムが原因だと思いますが。)
そんな経験から、誰かのお役に立ちたくて、ひとりの補聴器ユーザーとして、このブログを書いています。
- 補聴器を購入するか迷っている方
- お試し期間について知りたい
- どんな流れで補聴器を購入するのかわからない
- 補聴器を初めてつけた時って、どんな感じ?
などの不安を抱えている方に読んでいただきたいと思っています。
これから購入を考えている方は、ぜひ、わたしの記事を参考にしてくださいね。
補聴器デビューから2年経過した現在の本音
最初にお伝えしておきますが、補聴器デビューから2年経った今は、補聴器に満足しています。
起きている時は常につけていて、「よき相棒」として、生活に密着しています。
多少の不自由はありますが、まあまあ快適に生活できていて、つい、補聴器をつけていることを忘れて、つけたままお風呂に入りそうになったり、寝てしまったりすることも。
ただし、快適に使えるようになるまでは、「慣れること」と「定期的な調整」が必要なので、今も2ヶ月に1回位のペースで補聴器外来に通院しています。(わたしの場合、聴力が病気で変動するので、調整回数は多めです。)
初めて補聴器をつけたときの本音
期待から絶望感へ
購入前のお試し期間で、初めて補聴器をつけた時は、正直にいうと絶望しました。
- え? 補聴器って聞こえが元に戻るんじゃないの?
- まじで、うるさっ!ずっとつけてられない、無理!
- 疲れる、しんどい!
が最初の感想です。
はじめて補聴器で聞く音は、自分の耳で聞いていた音とは、全く違います。
機械っぽい音で、無機質な音というか。
近眼のように、メガネをかけた瞬間見えるような感覚ではありません。
日常会話や音楽、お笑い漫才など、すべて前のように聞こえると期待し過ぎてしていたので、
補聴器をつけたからと言って100%聞こえるようになるわけではない。
という現実を知って絶望しました。
絶望から不安へ
補聴器をつけたとたん、今まで聞こえていなかった「周りの音すべて」が一斉にワーッと耳の中に入ってきて、混乱しました。
人の足音、ざわめき、赤ちゃんの鳴き声などが、一気に押し寄せるような感覚です。
その時、立ち会ってくれた言語聴覚士(補聴器のスペシャリスト)さんから、
「今まで聞こえなかったので、脳が混乱しているんですよ、これからトレーニングで徐々に慣らしていくから大丈夫ですよ」
と優しい言葉をかけてもらいましたが、「補聴器をつけている違和感」と「音の世界に戻った疲労感」で、この状態に本当に慣れることができるか不安でした。
補聴器購入前の試用期間について(お試し期間)
試用期間の概要
前の項目で説明したとおり、初めて補聴器をつけると絶望感や不安でいっぱいになるので、購入前には、「試用期間(お試し)」が必要です。
わたしの「試用期間」は、約3ヶ月で、2週間に1回通院して調整しました。
試用期間中は、毎日少しずつ、装用時間を長くしていきながら、通院のたびに、自分に合った聞こえを調整してもらいます。
お試し期間の後で、購入するかしないかを決定します。そこで、もちろん、「買わない選択」をしてもOKです。
言語聴覚士(補聴器のスペシャリスト)のアドバイスと調整
お試し期間中は、言語聴覚士さんがサポートをしてくれます。
どんな音が聞き取りやすくて、どんな環境が聞き取りにくいのかなどを相談しながら調整します。
わたしの場合、調整期間中は、言語聴覚士さんがピックアップしてくれた、オススメの補聴器を3種類試すことができました。
高い買物ですし、妥協したくなかったので、わがまま言って3種類(値段が高い、中間、安い)をそれぞれ1ヶ月ずつ試させてもらいました。
補聴器との相性は、難聴の程度や個々の聞こえ方の違いもあるので、あくまでも個人的な感想は、
- 値段が中間の補聴器(言語聴覚士さんオススメ)
充電式、スマホのアプリ連携が可能
音がハッキリした感じで会話が聞き取りやすい印象。 - 値段が安い補聴器
音の聞こえの違いは中間帯と変わらず。
電池式で、アプリの連携がないのが欠点。 - 値段が高い補聴器
充電式、スマホのアプリ連携が可能
音楽が「いい音」で聞こえる。
さまざまな音が「やわらかい」感じで聞こえて、少し物足りない印象。
という感じで、それぞれ長所と短所がありましたが、実際は、これだ!という決定打があるわけではなく、機能や好みの問題かなあと思いました。
悩みに悩んだ結果、結局、言語聴覚士さんが最初にオススメしてた補聴器を選ぶことになりました。
やはり、プロの目利きはすごいです。
おわりに
いかがでしたか?
以上、「初めて補聴器をつけた時の正直な気持ち」と「お試し期間の概要」についてまとめてみました。
補聴器との相性、難聴の程度や「聞こえかた」は、人それぞれですし、専門家のアドバイスを参考に後悔しない選択をしたいものです。
そのほか、購入時の値段やタイミングについてを記事にしていますので、参考にしてください。
以上、わたしの記事が参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

補聴器は慣れれば快適♪