この記事は、個人的な意見や一般的なアドバイスであり、詳細な判断は専門家への相談が必要です。
はじめに
耳かけ型補聴器をつけ始めの場合、「電話ってどうすればいいの?」とお困りの方も多いと思います。

耳の穴は耳栓で塞がってるし、電話するときのコツはあるの?

補聴器の人は、電話が苦手。コツをつかむまで苦労しているよ
そこで、今回は、卓上電話での通話が、少しでも楽になるコツやポイントを記事にしてみました。
補聴器で電話するときのポイント
わたしは、補聴器をつけ始めの頃、話している人の表情や口元が見れない電話応対が一番のストレスでした。
職場の電話は、まだ昭和のような電話機(一応プッシュ式)を使っていて、ナンバーディスプレイも付いていません。

難聴の具合にもよりますが、補聴器は、前後の会話から予想できない、意味のない固有名詞(佐藤さん?伊藤さん?)や電話番号など数字の羅列(イチ?シチ?)の聞き取りが苦手です。
職場の改善要望などで、「幹部が使っているナンバーディスプレイの電話が欲しい!」とずっと提案していますが、まあ、ヒラの戯言なんで幹部には聞き入れてもらえず。(まじで1台くらい何とかならない?)
前置きとグチが長くなりましたが、どんなに頑張って聞き取ろうとしても、そもそも聞き取れないので、卓上電話での通話には限界があります。
ただ、せめて少しでも快適に相手の声を聞きたいですよね。
そのためには、
受話口を補聴器のマイクに当てる最適な「ベストポジション」を見つけること
です。
ご自身にとって、「ここだ!」という場所を見つけなくてはなりません。
最適な「ベストポジション」を探すコツ
最適な「ベストポジション」を見つけやすくするコツを紹介します。
まずは、こちらの画像を見てください。

このように、受話口を普通に耳に当てても、相手の声は聞こえません。耳の穴には、耳栓をしていますし、耳の穴に当ててもダメなんです。
ベストポジションを探すためのコツは、
- 受話口を補聴器のマイクの位置(後上部)にずらす
- 受話口を少し浮かせて、補聴器に音が入る位置に持ってくる
と手順をお伝えしても、わかりにくいと思いますので、次の画像を見てください。

上の図のように、後斜め上(2時の方向)に受話口をずらします。
このとき、補聴器本体に受話口が付くとハウリングが起きやすいので注意してください。

ずらしたところで、受話器を外側に開いたり、少し浮かせたり(浮かせすぎるとマイクから離れて聞こえません)、前後、上下左右、手探りで微調整しながら、一番音が入るポジションを探します。
とはいえ、マイクの位置は見えないし、少しでも場所が違うと全然聞こえないし、すぐには見つかりませんので、試行錯誤しながら、根気よく探すことが大切です。
ベストポジションが見つかったら、受話器が触れている頭や耳の感覚を記憶しましょう。
「ベストポジション」に素早く当てるには
自分から電話をかける場合は、ベストポジションを探してから電話を掛ければOKですが、かかってきた電話の場合は、相手が話し始める前に受話口をマイクに当てなければなりません。
電話に出たものの、素早くベストポジションに当てられないと通話ができないので、私の場合、「少々お待ちください」と時間稼ぎをして対応したり、ストレスの連続でした。
- 昨日はうまく当てられたのに、今日はベストポジションがどこだかわからない!
- 場所はわかるけど、素早く当てられない!
このように、最初はなかなか上手くいかなくてストレスを感じると思います。
ただ、こればっかりは、経験値と慣れしかありません。ここだ!と思うところにサッと当てるしかないのです。

経験値と慣れなの?大雑把だなぁ〜

補聴器の人は、電話で同じ苦労(あるある)をしているよ。
電話はダメだってあきらめずに「慣れる」しかないのよね。
おわりに
卓上電話は、最初ストレスを感じますが、ベストポジションに素早く当てれるようになれば、少しは快適に電話ができると思います。
一方、同じ電話でも、自分のスマートフォンの場合は、音声が直接補聴器にストリーミングされるので、イヤホン感覚で使えて快適なんですよね。(卓上電話もストリーミングができればいいのに)
今後、スマートフォンと補聴器の連動の方法も記事にする予定です♪
以上、参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。