補聴器で飲み会や食事会の会話を楽しむコツ

補聴器でも飲み会や食事会を楽しみたい

補聴器をつけ始めると、会話や音が聞こえるようになり、飲み会などに積極的に参加したくなると思います。

ただ、実際に補聴器で飲み会に参加すると、自分の耳で聞いていた時とは違って、会話が非常に聞こえにくいです。

複数の人が、同時に話している状況は、最も苦手な環境かもしれません。

周りの話を聞きとろうとして、補聴器の音量を上げても、「聞きたい会話」だけではなく、雑音や他の人の会話まで音量が上がり、ただ、「うるさい」だけになってしまします。

今回は、補聴器で飲み会に参加する時に、少しでも楽に聞こえるためのコツをまとめましたので、参考にしてください。

補聴器で職場の飲み会に参加するストレスについて

もともと難聴になる前は、職場の仲間と行く飲み会が、楽しくて大好きでした。

しかし、補聴器をつけてからの飲み会は、会話が聞こえるけど聞き取れないので本当に疲れます。相槌や返事もできず、周りに合わせて笑うことさえ難しいです。

「聞こえないです。」「もう一度言ってください。」など、会話の腰を折ることもできないですし、終始 聞こえるフリ をして、会話を振られないように祈っている時間は本当にストレスが溜まります。

しかも、上司が在席しているような、気を使う飲み会は、途中で帰るわけにもいきません。

どうしても参加しなければならない場合、会話のサポートをしてくれる理解のある人の近くに座ると楽ですよ。

補聴器で居心地がいい（聞こえやすい）お店について

補聴器の場合、味や評判よりも「聞こえやすい店」かどうかが一番気になるところですよね。
お店選びに失敗すると、会話に参加できず、つまらない時間を過ごすハメに。
わたしの経験上、お店の特徴によって、聞こえ方が、次のように違います。

結局、静かなお店一択です。笑

静かなお店だったとしても、わたしの会話の射程圏内は、個室居酒屋でも向こう3人と両隣くらいなので、やっぱり限界はありますけどね。

行ってみたら、「会話に参加できなかった」ことはよくあります。

補聴器でも聞こえやすい席は、「背後が壁の席」

補聴器で飲み会に参加する際、なるべく聞き取りやすい席に座る必要があります。

まずは、背後が壁になっている席を死守しましょう。

さらに、上の画像のように 角の席 で、2方向が壁だと後方からの音を遮断するので、会話も聞き取りやすくなります。

ただ、角の席は、普通に人気が高く、上座にあたる場合が多いため、職場の飲み会では、席を取るのは難しいです。

気の知れた仲間と行く場合なら、角の席に座らせてもらえるように、お願いしてみましょう。

サシ飲みがオススメ

やっぱり、静かなお店もいいけど、一番楽なのはサシ飲みです。

なぜなら、相手は必ずこちらを向いて話してくれるから、多少騒がしいお店でも聞き取りやすいんです。

ただし、カウンター席の場合は、前を向いて話されると聞き取りにくくなるので、こちらを向いて話してもらいましょう。

まとめ

以上、補聴器で飲み会や食事会での会話を楽しむコツをまとめてみました。

個々の聞こえの違いや補聴器の性能も限界がありますが、少しでも楽に会話できるポイントを抑えれば、割と楽しめます。

自分が幹事になって、毎回お店や席を決めるのが一番いいのですが、そういう訳にもいきませんし、せっかく飲み会に参加するなら、補聴器でも楽しみたいですよね。

以上、お役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。