この記事は、個人的な意見や一般的なアドバイスであり、詳細な判断は専門家への相談が必要です。
はじめに
こんにちは、2023年からメニエール病で両耳補聴器を使っている「まなぽ」です。
補聴器って、高い買物だし、どのタイミングで買ったらいいか、付けたら聞こえるようになるのか、本当に不安だらけですよね?
「聞こえかた」は人それぞれ違いますし、難聴の程度や補聴器との相性など、「わからないことだらけ」です。
この記事は、補聴器を購入するまでの実体験や流れを書きましたので、これから購入を考えている人は、ぜひ、参考にしてください。
補聴器購入のタイミング
補聴器に対する抵抗感について
難聴が進み聴力が低下していくにつれ、わたしは、自分の難聴を認めたくないのと補聴器をつけたくないことで、葛藤していました。
まさか、わたしが40代で難聴?補聴器を使うなんて、信じられない!
補聴器ってカッコ悪いし、年寄りくさいし、絶対にイヤだ!
と、当時のわたしは、補聴器への抵抗感がありました。
もしかして補聴器を買わなくても、AirPods Pro(エアーポッズプロ iPhoneのワイヤレスイヤホンのこと)の聴覚サポート機能でいけるんじゃないか?と思い、5万円もするAirPods Proを購入。
半年ほど実際に使っていた時期もありましたが、結果、わたしの難聴の程度では、どうやっても聴覚をサポートするまでに至らず、全く役に立ちませんでした。(5万円のお金が無駄に。涙)
購入のタイミングを決めたきっかけ
AirPods Proでもサポートできない聴力低下で、職場でもコミュニケーションを取ることができなくなり、結果、周りと情報共有ができないので、仕事に支障が出て大きなストレスを感じることに。
聞こえないまま生活するのは、楽しくない
わずらわしいとか、高いとか言っている場合じゃない
補聴器をつければ、すべて解決するんじゃないか
と、今思えば、100%聞こえは元に戻らないのに、補聴器に過度の期待をして、購入の決断をしたのです。
補聴器の値段について
購入時にわかった補聴器の相場

補聴器って、やっぱり高いの?

ピンキリだけど、片耳10万から30万が相場かな。
補聴器の値段って、漠然と高いって聞いたことはあるけど、相場なんて、わからないですよね。
ネットで検索すると、安価な2万位の「謎のおもちゃ」みたいなモノも売っていますし。
購入するときに、わかった実際の補聴器の相場は、片耳10万円から30万円位で、どの補聴器にするのか選ぶときに、言語聴覚士さん(補聴器のスペシャリスト)から
- 高額な補聴器だからといって、自分の聞こえに合うわけではない
- 個々の聴力や、生活環境、目的などに合ったものを選ぶ必要がある
とアドバイスを受けました。
高くても安くても、自分に合っていなければ、補聴器をつけることが嫌になって、最悪の場合、使わなくなるかもしれません。
要するに、「高けりゃいいってもんじゃない」ってことですね。
補聴器の値段について納得したポイント
わたしは、悩みに悩んで、片耳約20万円、両耳合わせて約40万円の補聴器を買いました。
実際、予算オーバーでしたが、値段ではなくて、言語聴覚士さんのアドバイスを聞きながら、自分が納得のいく落としどころを探して、購入することができました。
おかげさまで、今の補聴器を選んで後悔はしていません。
値段について納得した点ですが、一日あたりいくらなのか?ということを考えてみました。
補聴器の寿命は、言語聴覚士さんによると、通常5年くらいですが、大切に使えば、最大で約10年使う人もいるということでした。
当然、10年大切に使う前提で、1日あたりの単純計算をしてみました。
- 40万円÷10年=4万円
- 4万÷365日=約110円
この計算が果たして合っているかは、補聴器の寿命が来るまでわかりませんが、1日あたり110円と思って、勝手に納得。(5年なら220円)
納得しても、高価なことは変わらないですけどね。
機能で納得したポイント
機能の点で納得したポイントは、補聴器とスマホを連携させて、アプリで音量や細かい音の調節などの使いやすい機能が充実していることでした。
それだけではなく、外音を消音し、オーディオ専用イヤホンとして使う機能もあり、スマホでYouTubeや音楽などもを聞くことができるという、意外な機能(自動ノイズキャンセル?機能)も備わっていたからです。
ただし、補聴器なので、音質がいいワイヤレスイヤホンのように「臨場感のあるいい音」は聞こえませんよ〜。
そのほか、充電式と電池式の選択やイヤーモールド(耳穴にあった耳栓)と普通の耳栓の選択など、ご自身の好みによって使いやすい機能を選ぶこともできます。
医療費控除について
医療費控除について、ファイナンシャャルプランナー2級の「わたし」が、簡単に説明します♪
補聴器の購入は、普段の治療費のように、健康保険が使えません。(3割負担のこと)
その代わり、支払う税金を安くできる医療費控除が使えます。(所得控除のひとつで、要するに扶養控除等の仲間です)
わたしは、一般的な給与所得者(一般的な雇われ人です)なので、面倒ですが、確定申告をして医療費控除を使いました。
支出した医療費の額ー保険金等の額ー10万円
なので、わたしの場合、上の式に当てはめると
医療費(年間治療費約7万+補聴器代40万)ー10万円を引いた額=約37万円
が所得控除されましたので、ちょっぴり税金が安くなり、数万円の税金の還付(戻り)がありました。
所得控除については、奥が深いので、ここでの詳細な説明は割愛します。
確定申告は、普段慣れていない方にとっては、非常にめんどくさいですが、税金が安くなり、間接的に補聴器が安く買えたように思えるので、おすすめです。
確定申告する場合は、必要な書類がありますので、必ず医師に相談しましょう。
これから補聴器購入を考える人へのアドバイス
補聴器への過度な期待は禁物
補聴器は、過度な期待は禁物です。
100% 聞こえが改善するわけではありません。
100%自分にピッタリな補聴器はないですし、補聴器をつけたからと言って、聞こえない悩みを全て解決してくれるものではないことを念頭に選びましょう。
自分に合う補聴器を見つけるための心得
- 試用期間に専門家のアドバイスをよく聞く
- 補聴器の必要性と値段について、購入するかどうかも含め、じっくり検討し、慎重に選ぶ
- 医療費控除を受ける場合は、必ず医師に相談する
個人的な意見ですが、補聴器の購入は、少しでも「聞こえ」を取り戻す自分への投資だと思っています。
こちらの記事も合わせて参考にしてくださいね。
以上参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

補聴器は、慣れれば最高♪